先週梅雨明けし、ついに本格的な夏到来!毎日厳しい暑さが続いていますね。
これから花屋はお盆に向けて忙しくなります。
大分県は8月のお盆ですが、7月にお盆をするところもあります。7月のお盆を新盆、8月のお盆を旧盆というのはなぜなのか調べてみました。
これは明治時代に、それまでの太陰暦から欧米に合わせた太陽暦に変更したことからだそうです。一年が13ヶ月から12ヶ月になり、お盆は今の7月になったけれど農作業の忙しい時期と重なるため、これまで通り8月にお盆をする地域とに分かれたそうです。それで8月のお盆を「月遅れ盆(旧盆)」と言うようになったそうです。
大分県では初盆に盛篭を贈る風習があります。盛篭とは箱に缶詰などの日持ちする食品を詰め、周りを造花で飾ったものです。一家の主人や担い手が亡くなっても、その家族が立ち直るまでの間、玄米、味噌、乾物類などの食料を親せきや知人たちがその時々の花や山野草を供えて送ったのがルーツと言われています。仏間がにぎやかになりますし、お盆が終わったら家族や親せきで中身を分けることができます。最近は食品だけでなく洗剤などの詰め合わせもあり、こちらも人気のようです。ただ、組み立てや処分に手間がかかることや、住宅事情によって飾るスペースが限られることなどから、以前よりも需要が少なくなっているのを感じます。当店でも盛篭を扱っていますが、年々注文数が減ってきています。
そんな盛篭の変わりにホーズキの行灯仕立てや鉢物を贈る方が増えています。鉢物の中でも暑さに強いアンスリュームがおすすめです。厳しい暑さが続く今の時期でも管理しやすく、秋を過ぎても花を楽しむことが出来ます。白とグリーンが一番人気ですが、お盆が終わり他の飾り物を片付けたときにさびしくないようにと、ピンクや赤を選ぶお客様もいらっしゃいます。
ホーズキの行灯仕立ては7/25で予約を締め切らせていただきましたが、盛篭、アンスリューム、生花のアレンジメントなどはまだご予約受け付けておりますので、ご相談ください。
数年前に植えたレモンの木に実が付きました♪
毎年木は大きくなるけれど花が咲くこともなく、ほぼ植えっぱなしという状態だったのですが、今年の春に初めてたくさんの花が咲き、今実が育っています。
大分県はカボスの産地なので、レモンを買ってまで食べることはほとんど無いです。なので気にしたこともなかったのですが、スーパーに並んでいるレモンはほとんどが外国産なんですね!国内に流通するレモンの約80%が輸入品だそうです。国内では広島県が産地として有名なようです。オレンジなどもそうですが、輸入品は防カビ剤などがたくさん使われている印象があります…。
その点自家製は無農薬で安心安全です。今はまだスダチほどの大きさですが、冬にはレモンらしいレモンが収穫できることを期待しています。
お盆を前に、胡蝶蘭の生産者さんのところへ行ってきました。
端から端までずらりと並べられた胡蝶蘭は圧巻です!
暑さに強いグラマトフィラムやアンスリウムを贈られる方が増えてきましたが、白の胡蝶蘭も変わらず人気です。管理の難しさはありますが、それに勝る魅力がありますね。
お盆の間際には入荷が難しくなりますので、ご予約はお早めにお願いいたします。
初盆用ほおずきの行灯仕立てのご予約をたくさんいただいております。
先日、ほおずき生産者さんのところへ行ってきました。
だいたい三月末に植え付けをするそうですが、今年は四月に入ってから植え付けをしたので生育が遅めなことに加えて、この長雨でどうなることかと気を揉んでいたそうですが、高さ、色も問題なく順調に育ってくれているようです!病気も入っていなくて一安心です。
毎年お盆には人気のほおずきですが、生産者さんも高齢化が進み、本数の確保が難しくなっています。
そういった事情もあり、毎年予約を7月25日で締め切らせていただいております。ご予約はお早めにお願いいたします。
今日はメルヘン3Dに使うブリザーブドフラワーをご紹介します。
ブリザーブドフラワーというと、アレンジメントやハーバリウムを思い浮かべる方が多いと思います。
アレンジメントなどに使用するのは、こういった花首だけのものが多いです。
バラやカーネーション、デンファレやカスミソウなど、様々な花がブリザーブド加工され、色も豊富です。
しかし残念ながらメルヘン3Dには向いていません。メルヘン3Dには、茎があってなるべく小さな花を使います。
自然の景色を表現するために、そこに花が咲いているように作りたいからです。
ブリザーブドフラワーにもたくさん出回る時期とそうでない時期とがあるらしく、秋頃が種類が豊富だと聞きました。それで最近は思うような小花が手に入りにくかったのですが、先日県外の資材屋さんからたくさんの種類の小花を仕入れてもらったので、制作意欲がまた湧いてきたところです♪
お誕生日の花束を頼まれました。ヒマワリのみの花束です。
入荷したばかりのヒマワリを30本、束にしました。
ヒマワリは夏を代表する花ですね。漢字では『向日葵』と書きます。花に向日性があることと、太陽に向かって成長する植物という意味がある「葵」を組み合わせて名付けられています。また、『日まわり』と言われることもあるらしく、これは太陽の動きに合わせて花が回ることからだそうですが、実際はつぼみの間だけで花が咲いてからはずっと東を向いています。
雨が続いていますが、ヒマワリは夏の青空と太陽を思い出させてくれます。地植えのヒマワリが見られるのももうすぐですね。
子供たちは明日から夏休み!青空が待ち遠しいです♪
じめじめと蒸し暑い日が続きますね。胡蝶蘭には日本の梅雨時の気候は適しているのですが、さすがに30℃を超えるようになると冷房が欠かせず、一般の家庭では管理が難しくなります。
けれどやっぱり蘭を贈りたいという方には、暑さに強いグラマトフィラムという洋ランがおすすめです。
蘭の中では中型~大型で、色は黄緑から黄色の落ち着いた色合いです。グリーンが涼し気でとっても感じが良いです。
原産地は東南アジアなので暑さには強いのですが、直射日光に当てると葉焼けしてしまうのでご注意ください。
水と肥料を好むので、水苔が乾いたらしっかりと水やりを。よくお客様から、「何日ごとに水をやったらいいですか?」と聞かれますが、環境によって違うので、水苔や土が乾いたらあげるようにしてください。極端に言えば毎日水やりが必要かもしれないし、一週間に一度程度でよいかもしれないということです。花の状態をよく見て、それぞれの環境に合った管理をお願いします。5~9月の生育期には10日に1回程度液体肥料を与えると良いです。
毎年初盆の贈り物としても人気ですが、今年は出荷が早く終わってしまいそうだと聞きました。ご入用の方は早めの御予約をお願いいたします。
豊後大野市千歳町のあるお寺の前に、蓮の咲く池があります。
昨日は天気が良かったので、写真を撮りに行ってきました。
蓮の花の寿命は短く、花が開き始めて3~4日で散ってしまうし、午前中に咲いた花は午後には閉じてしまいます。鑑賞には午前中がおすすめです。
蓮は仏教では、泥の中から茎を伸ばして花を咲かせる様子が清らかに生きることの象徴とされ、極楽浄土に咲く花として古くから親しまれているそうです。お寺でよく見かけるのはそのためですね。
夏の間、涼しげな水生植物を家庭で育ててみるのも良いですね♪
先日お客様とお話ししているときに、「サンスベリアに花が咲いたんよ~!」と聞きました。サンスベリアって花が咲くの!?と思いながらふと店頭のサンスベリアに目をやると、なんと花がついていたのです!
寄せ植えの後ろの方にあったので全然気が付きませんでした。
葉と葉の間からスッと伸びた茎に蘭のような花がついています。調べてみるとこれは蕾で、夜に開花することがほとんどで、ジャスミンのような甘い香りがするそうです。これは原産地ならではの生き残りのための性質だそうです。熱帯地方では日中の暑さのため虫の動きが悪いので夜に開花し、甘い匂いは暗闇の中でも虫を寄せ付け受粉させるためだそうです。
根が十分に発達していることが花を咲かせるポイントだそうです。サンスベリアは成長のゆっくりな植物ですが、じっくり大きく育てれば花を見ることができるかもしれません。
今日は梅雨の中休みで、雨は降らず曇り空の広がる豊後大野市です。
昨日も一日晴れていたので今日の湿度はそこまで高くないようですが、梅雨のジメジメした時期から夏にかけて、入荷する鉢物の種類が限られてきます。店内は観葉植物と胡蝶蘭がメインとなり、花物はほとんどありません。そんな中、アンスリュームの赤やピンクがパっと目を引きます。
アンスリュームは南アメリカから西インド諸島の熱帯地方が原産のサトイモ科アンスリューム属の植物です。ハート形の花が魅力ですが、この部分は実は花ではなく、仏炎苞(ぶつえんほう)という葉が変化したものです。この仏炎苞から伸びている筒状の部分が本当の花なんです。
育て方のポイントは水やりです。空気中の湿度が高いのは好みますが、土がジメジメしているのは嫌いなので、土の表面が乾いてからたっぷりと水をやり、しっかりと水を切って下さい。逆に葉水は毎日でも良いくらいです。害虫の予防にもなるので、葉の裏側にも積極的に行ってください。あとは直射日光に当たると葉が焼けてしまうので、レースのカーテン越しくらいの日が当たるところに置くと良いです。
色は赤やピンクだけででなく白やグリーンもあるので、初盆の御供としてもおすすめです。胡蝶蘭のように温度管理も必要ないし、県外に宅配便で送るにしてもそんなに心配せずに送ることができます。
とにかく生育旺盛、初心者でも育てやすい植物ですので今の時期一番のおすすめです。贈り物としてだけでなく、ご自宅に迎えて夏の時期を彩ってみて下さい♪